毎月収益機会が発生する勝率の高いイベント投資とは?
- IPO投資家 柳橋
- 2021年1月24日
- 読了時間: 5分
イベント投資とは株式市場に発生するイベントに注目した投資手法ですが、イベントが発生することによって、株価が値上がりする傾向や株価が値下がりする傾向があります。
もし、その傾向をあらかじめわかっていれば、有利に株式投資が実践できますので今後、イベントに応じて株式投資を行うことが実現できます。
株式投資には、四季報投資や成長株投資、システムトレードなど様々な投資手法がありますが、私が長年、続けている方法がイベント投資です。
私が個人投資家として本格的に株式投資を始めたのは、2008年からでした。
今年で2021年になりますので、これまで13年間、株式投資を続けていますが、
私は、毎年、下記のイベント投資を中心に行っています。
・株主優待先回り買い(株主優待に特化したイベント)
・IPO投資(IPOを獲得する戦略)
・IPOセカンダリー(IPOが上場してから行う売買)
・TOPIX買い(インデックス系のイベント)
・東証REIT買い(インデックス系のイベント)
・JPX400買い(インデックス系のイベント)
・日経平均銘柄入替(インデックス系のイベント)
・東証一部昇格投資
例えば例えば、株主優待先回り買いという方法は、私が上場企業3,600社の中から株主優待を実施している1,600社を分析し、毎月、買い付けすべき銘柄を抽出しています。
一般的に株主優待は上場企業が株主に対して株主還元策として実施されていますが、人気の株主優待を提供している企業は、個人投資家の株主優待の権利取りが入り、権利確定日までに株価が値上がりする傾向です。
そのため、株主優待を実施している企業を選び、株主優待の権利取りで値上がりする状況を狙って投資をしている方がいます。
ただ、この方法では、
・どの銘柄を買い付けすれば良いのか?
・どのタイミングで買い付ければ良いのか?
という問題が発生します。例えば、3月決算で株主優待を実施している企業は900社以上あります。「株主優待の内容」や「株主優待の優待利回り」に注目して銘柄を選んでも良いかもしれませんが株価が想定通りに値上がりしないこともあります。
その点、私が行う株主優待先回り買いは、株主優待を実施している1,600社の過去の株価を全て検証したうえで、値上がりする傾向が高い銘柄を選ぶことができています。
続いて、IPO投資ですが、IPOとは「新規公開株」のことをいいます。そして、新規公開株とは未上場の企業が株式公開することです。
IPOをする企業は資金調達が目的になるので、上場時の想定価格は割安でなければなりません。そのため、想定価格が割安な分、上場に人気化した場合は初値が高騰するケースがあります。
例えば、過去のIPOを一部見てみると、
リビン・テクノロジーズ 公募3,900円 初値9,000円 100株当たり利益+51万円
ヴィッツ 公募2,650円 初値6,100円 100株当たり利益+34.5万円
サーバーワークス 公募価格4,780円 初値18,000円 100株当たり利益+132万円
リックソフト 公募価格4,000円 初値9,050円 100株当たり利益+50万円
パワーソリューションズ 公募価格2,000円 初値5,110円 100株当たり利益+31万円
100株の獲得だけでも数十万円の利益になっています。IPOを獲得することができるだけで、結構な利益になりますが、人気の高いIPOを獲得することは容易ではありません。
私は元々証券会社に勤めていましたが、業務を通じてIPOの抽選や割り当てをしました。IPOを獲得するためには、証券会社の攻略が必要になります。
IPOの獲得で大事なことは、証券会社を攻略して、人気の高い銘柄を得る方法と100株当たりの利益は大きくなくても複数獲得ができる銘柄に注目した方法がとれます。IPOの獲得には最低限、必要な証券会社がありますので、それは別の機会でお伝えします。
年間で年間ですべてのIPOを獲得することは現実的には難しいです。もし、IPOの利益を最大化するためには、IPOが上場してから行う方法があります。
それが「IPOセカンダリー」です。
ここ数年、IPOは80~90社上場していますが、私は獲得できなかった銘柄については、上場後にセカンダリーで買い付けることによって、利益をあげています。このセカンダリーには複数のパターンを用いて売買しています。
●IPOセカンダリーのパターン(一部)
・初値買い
・公募割れ狙い
・即金規制明け狙い
・年末年始持ち越し戦略
・同時上場
上場直後のIPOはパターン化した値動きをする傾向なので、その傾向をあらかじめ戦略にすることで、パターンに応じた株式投資が実現できます。
最後にインデックス系のイベント投資ですが、この手法はインデックス=株価指数に基づきますので、TOPIX(東証一部株価指数)買い、日経平均銘柄入替、東証REIT指数買い、JPX400買いなど、株価指数に関係した投資手法になります。
株価指数に連動した運用を行っている機関投資家は、株価指数に含まれている銘柄が新規採用や除外になった場合は、新規採用の銘柄は買わなければならないですし、除外の銘柄は売却しなければなりません。
日経平均やJPX400の銘柄入替は定期的に実施されていますが、TOPIXや東証REIT指数には、新規採用される銘柄が随時現れます。この新規採用に注目したのがインデックス系のイベント投資になります。
株主優待先回り買い、IPO投資、インデックス系のイベントなど、色々な方法があると思って頂けたと思いますが、毎月、それぞれの収益機会が発生しますので、私は毎月、実践しています。
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