株主優待先回り買いとは?
- IPO投資家 柳橋

- 2021年1月15日
- 読了時間: 2分
●株主優待を利用して、毎月利益を狙う投資手法
株式投資に興味のある人なら、誰でも「株主優待」というものを耳にしたことがあるでしょう。株主優待は「一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に対する優待制度」です。株主優待には、会社ごとに色んな優待品があり、それを目当てとした個人投資家に人気があります。
株主優待の内容は、クオカードや商品券などの金券だったり、地域の特産品だったり様々です。個人投資家に人気のある優待銘柄は、権利確定日よりも2~3ヶ月前から注目され始めます。そして、株主優待目当てのための買いが断続的に入ります。結果、権利確定日に向けて値上がりしていく傾向があります。
●人気化する株主優待の2つの特徴
「優待利回りが高い」
株主優待には「優待利回り」という指標があります。この優待利回りとは、優待の取得に必要な株数を買い付けした金額に対して、株主優待の価値がどれくらいあるのかを表したものです。(優待利回り=優待の価値÷株式の買い付けにかかった金額)
株主優待には様々な優待品がありますので、還元率の高さで選ぶとしたら、優待利回りの高い銘柄から選ばえる場合があります。
「換金性が高い」
株主優待には自社のサービスや商品などを提供するものですが、それ以外にクオカードや商品券などの金券を実施している企業があります。一般的には、企業のサービスに関するものや商品よりも換金性が高い商品が人気化します。株主優待を実施している企業の中には配当(もう一つの株主還元策)を実施している場合がありますが、換金性の高い株主優待であれば、配当の他にすぐにキャッシュにできるので人気が高くなる傾向があります。
私は、株主優待の先回り買いの収益性をさらに高めるために、過去の優待銘柄の株価を検証してルール化しています。そして、毎月投資すべき銘柄を抽出しています。例えば、2021年1月の場合は4銘柄を取り上げています。



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